ワインと言えばフランスが代表格にも一般には思える。その中のフランス3大地区の一つ、ボルドー。大西洋に面したロワール地域の下あたりになる。
3大ワイン産地が、ボルドー、ブルゴーニュ、シャンパーニュ。その他にも多くの有名な地域が存在するが、とりわけ一般になじみ(よく聞く)が深いのがボルドーだ。
どの収穫年のボルドー・ワインを、今飲むべきか、あるいは熟成に回すべきか。そんな楽しみもワインの楽しみの一つです。
早めに飲むにしても将来を見越して手に入れておくにしても、ごく最近の収穫年に関しては、現時点では買い込む気もそそらず、またその必要もない。例外は2000年の比較的手頃なシャトーで、別段高値がついているわけでもなく常に飲み頃で快適なワインでもあります。
これと同じレベルかさらに安くても熟成のどの段階でも楽しめるワインが沢山流通しています。
フランスの南西部にあるボルドー地方は、ジロンド河流域に発展した土地柄で、十二世紀から300年ほどイギリス領になったことがある地域です。当時のイギリスでは、ボルドーで造られる赤ワインは、「クラレット」と呼ばれ、上流階級に大いに愛されていました。現在でもフランスAOCワインの3分の1がボルドーで生産されていて世界中の人に愛されています。
ボルドーワインの魅力はなんといっても、どっしりとしたフルボディの赤ワインでしょう。逆に言えば「最も赤ワインらしい赤」「世界の赤ワインの中心となっている赤」ではないでしょうか。
この特徴は、ボルドーでの栽培の中心となっている葡萄、カベルネ・ソーヴィニョンによってもたらされるものです。ジロンド河が運んでくる砂利の多い土壌は、この品種の栽培にぴったりなのです。
ボルドーでは、ほとんどがカベルネ・ソーヴィニョンを中心に、葡萄品種を2種以上をブレンドして造りますが、どの品種をどんな割合で混ぜるかによって、出来上がるワインの味わいは微妙に変化します。同じ土壌・品種でも、シャトーによってそれぞれ個性的で上品なワインになるのもそのためなんです。
1982年以前はいずれのワインも賭でした。つまり、保管条件によってワインが健全か否かが決まります。ただ、1982年はあらゆる面でも偉大な年なので現在の価格が過大であるとは思えません。
1985,86年の価格も同様です。1986年はカベルネの古典となるような年で、上質のメドックはまだ熟成するに値します。1988年は実力よりも低く評価されていて1989年は実態通りの評価を受けている年でもある。今飲んでもまた熟成されても優れています。
1990年は手堅い年となりました。どれを選んでも安心です。1991年から94年は買う価値はなしだが95年はあらゆる意味で優良年です。この見事なワインの飲み頃が今まさに始まりつつあります。1996年は北部のメドックから買うべきでしょう。1997年は選べば今が飲み頃の快適なワインも見つかります。1998年は右岸のポムロール、サン=テミリヨンから買うべきで、2000年は必要ならばと言う程度です。2001年は2,3年で大いに楽しめるワインになるであろう。と。「ガレージ・ワイン」は先物買いの新しいもの好きに向いています。
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